統合失調症を超えるとき

統合失調症の改善・克服のためのブログです。よろしくお願いします。

発症から病院に行くまでの経緯(その2)

発症から病院に行くまでの経緯(その2)

あと、半年だ。
それでもうここの人たちともお別れだ。

そう思ってなんとか通っていた。メンタルもそれなりに成長していた。

だんだんと幻聴の怖さにも慣れてきていた。

しかし、問題はそれだけではなかった。

卒業論文が全然進まなかった。

もちろん、
幻聴のストレスもあるのだが、

これは、
統合失調症

思考がまとまらない、

という症状によるものだと思われた。

とにかく、大変だった。


わたしのゼミは卒業論文のテーマは自由だったので、

「働く意味を考える」

にした。

内定をいただいていた会社で、正社員として働く前に

働く意味に関して、深く考えていたかったからだ。

自分の中で、

働くということは、
これからの人生で一番多くの時間を割くだろう、

ということから、特別大きな意味を持っていた。

働くとは、
やはり人生において、もっとも長く続けることであり、
生きがいにしたいな、

そんなようなことを考えていた。

まさか、
そんな自分が
これから働けなくなるとは思ってもみなかった。



卒業式は本当に地獄だった。

最後だから。

そう思っていたが、
久々に会う友達にも次々に裏切られ始めた。

さすがにつらく、

見た目にも出ていたのか、友達の一人が、

「元気出せよ」

と言ってくれた。
卒業することが悲しくてへこんでいる、と思ったようだ。

そんな自分とは裏腹に、
みんなは楽しそうだった。それが印象的だった。


ゼミナールでの集まりもあった。

最後に、
卒業写真を撮ることになった。

ゼミナールの先生が、
自分のことを呼んだ。

「真ん中に入りなさい」

そういうことで真ん中に入り、
写真に写った。

これはこれで気まずかった。


そのあと、卒業パーティーがあった。

この卒業パーティーも声がすごかった。

お酒を飲んでいたのもあるが、
突然クラッときた。

倒れる寸前で、

踏みとどまった。

ここで倒れていたら、
病気の発見は早まったかもしれない。

でも、なんとか無事卒業できた。
その日は帰ってすぐに寝た。


次の日の解放感はすごかった。
おれはやり遂げた。そんな感覚になった。

これから、この経験を糧にして、
社会で頑張ろう、

そう思っていた。

少しの期間、声が止んだ。

しかし、入社直前、大学の同期の友達と飲んでいたが、
そのときも、街に出ると声が聴こえていた。

また、心の奥に響く。

へこんだ。

同期の友達から、

「大丈夫か?」

心配された。

卒業したからといって、
幻聴から解放されることはなかった。